IFFT 2014で華々しくデビューした O-Bath clover ですが、その誕生までには自社開発の長い道のりがありました。
ここでは、IFFT2014でもたくさんの方々にご興味を持っていただいた、
clover の開発・製造過程をご紹介いたします。若干モザイクが入っているところはご容赦を。
・至高のデザイン O-Bath clover (檜創建サイト)
⇒ http://www.hinokisoken.jp/streetblog/new_product
・IFFT 2014 ― O-Bath clover デビュー!(檜創建サイト)
⇒ http://www.hinokisoken.jp/blog/ifft2014-report.html
外部の先生も招いての企画開発会議。
さまざまな意見を出し合い議論を重ねます。
そしてコンセプトが固まったらモックアップの作成。
再度、デザイン性や技術的な問題点を話し合います。
O-Bath clover のコンセプトは
「女性グループ等をターゲットとした従来にはない遊び心を演出した浴槽」
いわゆる女子会などの「親しい仲間との旅」としました。
ここからは「丸桶の喜和田」の登場。複雑なデザインも高い技術と持ち前の創意工夫で形にします。
最初に天端となる框(かまち)を作ります(モザイク部分)。そして、側板の場所を決めるガイドを設置。
側板を貼り、四つ葉の形状が現れます。
その後、カンナで削り滑らかな曲面を作ります。ひたすら削る、削る。
見よ、このカンナ屑の山!真冬でも汗だくです。
更にサンドペーパーで、丁寧に仕上げ。特に肌の当たる内側は、徹底的に磨きます。
O-Bathの構造上の最大の特徴は、木材とFRP(繊維強化プラスチック)を用いた完全防水の三層構造。
内側を木枠を作った後に、FRPで外側全体をコーティングします。
2014年のシンガポールでの展示会では、断面が良く分かるカットモデルも製作しております。
・日本のデザイン2014@シンガポール
⇒ http://www.hinokisoken.jp/news/tenji_report2014-in-singapore.html
更に外側に化粧板を貼って完成。
シンプルなデザインながら、FRPとも相まって耐久性も十分です。
完成後、cloverの中で再度、開発会議メンバーでの検討会も。
最後に写真撮影。改装直後の檜創建ショールームがスタジオ代わり。
ベストアングルを探して、プロカメラマン、印刷会社の担当者様、
そして小栗社長で、くり返し検討を重ねます。
FIN