2014年10月6日

木製浴槽とデッキチェアが、2014年度グッドデザイン賞を受賞
– アート感覚でおもてなし –

　木製浴槽の専門メーカー檜創建株式会社が、「2014年度グッドデザイン賞」(Gマーク)を木製浴槽「O-Bath mugen/infinity」とデッキチェア「fiume」（フューメ）で受賞しました。いずれも工業デザイナー川上元美氏によるデザイン。「アート感覚でおもてなし」をコンセプトに開発され、高級路線のホテル・旅館等の浴室空間への展開を図っていきます。
審査員からは、それぞれ次のような評価を得ました。

■ O-Bath mugen/infinity
　檜の心地よさを直接肌で感じられる内側に膨らみを持ったデザイン。木の浴槽では難しいS字曲線であるが、浴槽本体にFRPを取り入れ、三層構造とすることで、防水性とデザインの美しさを両立させている。ホテルや旅館に導入することにより、入浴を旅行の楽しみとする日本人ならではの魅力的なアイテムとして活用できる可能性がある。

■ deck chair fiume
　地元産の木材、木曽檜と木曽椹を貼り合せた部材を、人の体の曲線になじむように曲げ加工している。部材のストライプ曲線が美しく、全体のボリュームは大らかで日本的ラグジュアリー感を出している。また特注のステンレス金具を用意し、座面のスライドと、折り畳み可能とした点も使い勝手の配慮が伺える。

　同受賞品は、10月31日から11月4日まで開催される2014年度グッドデザイン賞受賞展「グッドデザインエキシビション［Ｇ展］」(東京)で展示されます。

■ グッドデザイン賞とは
　グッドデザイン賞は、1957年に創設されたグッドデザイン商品選定制度を発端とする、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の運動です。これまで55年以上にわたって、デザインを通じて日本の産業や生活文化を向上させる運動として展開され、のべ受賞件数は39,000件以上にのぼります。今日では国内外の多くの企業や団体などが参加する世界的なデザイン賞です。グッドデザイン賞受賞のシンボルである「Gマーク」は、すぐれたデザインを示すシンボルマークとして広く親しまれています。

O-Bath mugen/infinity

deck chair fiume