海外への販促にも力を入れている檜創建ですが、
最近は売り上げも徐々に増えており、大変ありがたいことです。
2015年には、シンガポール、フランス、オーストラリア、香港、タイへ と出荷。
そんな中、2014年にスイスのチューリッヒの山小屋向けに出荷した浴槽のお写真を
お送りいただきました。
雪をいただくスイスの山々。まるでハイジの世界。
設置されたのは、こちらの優雅に改築された山小屋。
州が文化保護の意味で保存を決めたとのこと。
高野槙の浴槽。
日本人建築家の原様も参加する設計事務所 office haratori 様からのご注文です。
山小屋の雰囲気に合わせて、節(ふし)付きに。 風呂蓋ももちろん高野槙。
こちらを訪れた原様のご友人様のブログ(株式会社カグヤ)でも、ご紹介いただきました。
⇒ http://www.caguya.co.jp/farmblog/other/p4892/
原様からは「浴槽の使い勝手ですが、最高です。
何よりもお風呂の水がとてもまろやかになっている気がします。
原始的な箱のようなお風呂ですが、このシンプルなのが、とても気にいっています」
と、お褒めいただきました。
入浴中なのは、原様と一緒に檜創建にご来社いただいたスイス人ミュージシャンのJJ様。
来日以降、日本のお風呂が大のお気に入りに。
日本風に体を洗ってから入浴していただくため、
一緒にお買い上げいただいた風呂椅子と湯桶も大活躍。
ともに椹(さわら)製。
浴槽は檜創建の大ベテラン、足立常務の手になるもの。
原始的な箱型とは言いつつも、実は隠れた技が詰まっています。
原様からは「こちら(スイス)の大工さんも角の納まりの美しさに驚いていました」
と、嬉しいお言葉も。
今日もそうした高度な製造技術は、常務から若い職人に連綿と受け継がれいくのです。
そして高野槙の浴槽は、今日もスイスの山小屋でひっそりと誰かを温めています。
FIN